「阪神４－１ヤクルト」（１０日、甲子園球場）

　高津ヤクルトが借金「１２」と、混戦セ・リーグの中で苦しんでいる。

　試合後の高津監督は言葉を絞り出すしかなかった。先発・奥川は５回３安打ながらも、３四死球と制球に苦しんで２失点。打線は期待した先発抜てきした控えメンバーたちが機能せず、今季ワーストの６連敗で今季最多の借金は「１２」になった。

　この結果を受けて、奥川については「前回、前々回とあまり変わりなかったんじゃないかなと思いますね。こちら（１軍）に復帰してから、そのコントロールというところがね、少し課題ではあるんですけどね」と振り返った。

　苦しみながらも粘投は見せたが、「でも出さなくていいランナーを出しているので、粘ったのは粘りましたけど、打たれて出ているわけじゃないのでね、立ち上がりとか。うーん。ちょっと修正が必要だと思いますね。今のままでは長いイニング投げられないですし、ヒット１本で１点取られるようなピッチングになっているので、ちょっと修正が必要だと思います」と修正を求めた。

　また記録に残らないミスも多発。「確かに３つ、４つありましたね。全部失点に絡んでいるので、そういうところの隙をついてくる、逃さないタイガースもの打線も素晴らしいと思いますし、そうやってミスしている間は、なかなか失点を防ぐことは難しいのかなと思います」と肩を落とすしかなかった。