「ロッテ１８－５楽天」（１０日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　楽天は先発の松井友飛投手が、一つのアウトも取れず８失点で降板するなど、計１８失点と投手陣が完全に崩壊。大敗で５位転落となった。今江敏晃監督は「一つもアウトを取ることができなかったのでね」と厳しい表情で切り出し「こちらの責任です」と語った。

　初回で勝負が決まった。先発の松井は、先頭の高部に二塁打を打たれたのを皮切りに、打者一巡９人連続で出塁を許し８失点。１アウトも取れず降板が告げられた右腕はベンチで悔し涙を流した。

　その後、登板したリリーフ陣もなかなか相手打線の勢いを止めることができず。失点を重ねた。指揮官は「なかなかこういう試合展開になってしまうと難しい。後から出てきたピッチャーを責めることはできない」と語った。

　序盤の大量失点で流れを失ったが、打線はプロ初の２番起用となったルーキーの中島大輔外野手（青学大）が、プロ初打点となる適時三塁打を放つなど、１３安打５得点。途中出場の選手にも当たりが出た。「後から出てきた選手たちに結果が出たので、よかったんじゃないですか」と収穫も口にした。