巨人 新外国人ココ・モンテスと正式契約 シーズン途中では異例の助っ人野手2人目の獲得「全力を尽くして」

 巨人は12日、ロッキーズ傘下3AアルバカーキからFAとなっていたココ・モンテス内野手(27)と、正式に契約合意に達したと発表した。背番号は39。今季は主に二塁を守っていたが、遊撃、三塁と内野を全ポジション守る強打者の補強に成功した。

 モンテスは俊足巧打の右打ちの内野手。昨季、ロッキーズでメジャー昇格し、18試合の出場で38打数7安打3打点。デビュー戦では本塁打を放った。メジャーでは目立った成績はないが、マイナーリーグの3Aでは2年連続20本塁打を記録。今季はここまで64試合の出場でリーグトップの打率・335、9本塁打、47打点。5盗塁を記録している。6月25日(日本時間26日)に球団契約が解除され、FAとなっていた。

 モンテスは球団を通じ「読売ジャイアンツという伝統ある名門球団の一員になれることを大変光栄に思います。全力を尽くしてチームの勝利に貢献し、皆さんと最高の夢を分かち合えることを願っています」とコメントした。また「ファンの皆さんのエネルギッシュな応援を間近で経験できること、また日本の素晴らしい文化や食に触れることも楽しみにしています」と語った。

 同日の26日には打撃不振で、坂本が出場選手登録を抹消された。正遊撃主として期待された門脇も状態が上がらず、遊撃は泉口の状態を見ながら、併用が続いているのが現状だ。シーズン途中では異例となる2人目の助っ人野手獲得。首位に立つチームが4年ぶりのV奪回向け、大きな戦力補強に成功した。

 球団では開幕直前、右翼のレギュラー候補だったオドーアが、2軍調整を拒否して電撃退団。シーズン序盤を助っ人不在で戦った中、5月10日にヘルナンデスを獲得した。モンテス同様、メジャーでの実績は少なかったが、3Aで昨季リーグ最多の165安打を記録。日本野球への適性も高く、現在は「3番・中堅」として欠かせぬ存在だ。

 セ・リーグは依然として混戦が続く。4年ぶりのV奪回に向け、秋の優勝戦線を見据えている。

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