西武・ドラ1武内に初黒星をつけた楽天・今江監督「自信になった」「3つ取りにいきたい」
「楽天3-2西武」(12日、楽天モバイルパーク)
楽天はここまでデビューから無傷の5連勝だった西武のドラフト1位・武内(国学院大)を捉え、接戦を制した。今江敏晃監督は「ああいう投手に負けをつけれたのは、うちにしても自信になった。いい戦いができた」と納得の表情を浮かべた。
頼れる主砲が試合を決めた。2-2と同点に追いつかれた直後の七回、浅村が左翼席へ決勝の7号ソロ。打率2割台前半と苦しむ男が会心の一発を放った。今江監督は「なかなか連打で点を取るのはできないピッチャーなので、あのホームランは非常に大きかった」と振り返った。
打線は六回に、小深田のセーフティーバントをきっかけにチャンスを作ると、小郷の先制適時打などで2点を先制。好投手相手に懸命に食らいついた。
先発の早川は初回のピンチを乗り越えると、中盤は完璧に抑え込んだ。七回に連打で同点に追いつかれたが、直後に援護点をもらい昨季に並ぶ6勝目を挙げた。「もうちょっと踏ん張ってほしかったですけど、我慢強く投げてくれて役割を果たしてくれた」と評価した。
13日には、現在13連敗中の今井。14日には6勝を挙げている隅田と難敵が続く。指揮官は「今年西武さんと相性がよくない。またこうやっていいピッチャーを当てられてるので、3つ取りにいきたい。正直意気込みがいつもとは違う」と力を込めた。