巨人・阿部監督がファンへ異例のお願い 岡本和真へのコール「レフトへ放り込め、じゃなくてライトへ」V打の若林は絶賛
「巨人3-2DeNA」(12日、東京ドーム)
巨人が劇的なサヨナラ勝ち。6連勝で首位を守った。
打線は二回、岡本和が左翼席へ弾丸ライナーでたたき込む2試合連続の16号ソロ。1点を追う八回は先頭の丸が、右中間に運ぶ8号ソロを放って同点に追いついた。
九回は先頭の大城卓が二塁打、坂本の二ゴロで1死三塁。若林が初球を打ち、左前に運んで試合を決めた。
試合後、阿部監督は「すごいゲームで興奮しました」と振り返り、初球をたたいた若林の一打に、本当にたいしたもんだなと思って、はい」と絶賛。西武からトレードで獲得後、戦力となっており「よくスタメンの起用に応えてくれて。ポテンシャルも素晴らしい。独特な世界を持っている方。何かやってくれる期待感は持たせてくれる選手だなと。西武でトレードさせてもらい、活躍して本人もホッとしていると思う」とうなずいた。
坂本の状態については「良くないね」と言いつつ、「技術とかそういううんぬんじゃない。最後もああいう場面でああいうバッティング(進塁だ)ができる。明日もがんばってもらおうと思ってます」と背中を押した。
2戦連発の岡本和には「すごくナイスホームランでしたし、その後の打席もゲッツーとかありましたけどいつもより集中力あっていい打席に見えました、凡打しましたけど」と評価した。
また、会見を終えて部屋から出る際に自らファンへ異例のお願い。岡本和へのコールについて、「レフトへ放り込めじゃなくて、ライトへ放り込め、で。力んじゃう」と、笑顔で呼びかけた。
岡本和は9日の広島戦では右翼席へ3ラン。この日は弾丸ライナーで一発を放ったが、持ち味である逆方向への打撃に期待した。