ソフトバンクのボール回しに待った 三振?球審がボール回収で判定確定の珍事

 10回、ボールが腕に当たり、苦悶の表情を浮かべる球審(右)=撮影・中島達哉
 10回、ボールが腕に当たり、苦悶の表情を浮かべる球審(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム4-5ソフトバンク」(12日、エスコンフィールド)

 延長十二回までもつれる死闘となった。

 ソフトバンクが2点を勝ち越した十二回は日本ハムの先頭・浅間がソロを放ち1点差。続く石井はフルカウントからの6球目、藤井が投じた低め速球にバットが空を斬ったかと思われた。

 捕手の甲斐はすぐにボール回しで三塁へ送球。秋村球審も右手を挙げてストライクのコールを仕掛けたが、石井がバットに当たりワンバウンドで捕手が捕球したことをアピールした。

 秋村球審は内野を一周して一塁手・山川のもとへ到達していたボールを回収。土がついていることを確認してファウルを宣告した。

 リプレー映像でもワンバウンドしているところが映っており、SNSで「球審のファインプレー」「ナイス球審」「球審ありがとう」などの声があがった。

 その後、石井は四球を選んで出塁。1死二塁と同点のチャンスを作ったが、最後はソフトバンクが逃げ切った。

 秋村球審は十回に、日本ハム・田中正義が投じた152キロが右腕に直撃。悶絶するハプニングに見舞われていた。

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