高知大会 連合は無念の初戦敗退 一人ぼっちの野球部3人引退で廃部の危機

 「高校野球高知大会・1回戦、伊野商8-0連合」(13日、春野総合運動公園野球場)

 高知大会開幕戦で、連合(室戸・嶺北・海洋・幡多農・清水)が伊野商に2安打無得点で7回コールドで敗れた。1641年に創立した幡多農はたった一人の部員だった矢野冬麻投手(3年)が引退。同じく清水、嶺北も一人の3年生がいなくなり、3チームは廃部の危機に瀕している。

 四万十市の幡多農野球部は矢野が1年の秋から一人ぼっち。連合は月に2、3回の合同練習しかできなかったが、それでも全国制覇の経験がある伊野商相手に食らいついた。

 7番ライトで出場した矢野は三回にレフト前へチーム初安打。昨秋は0-16で5回コールド負けした相手に、7回まで粘って成長の跡を示した。

 「ヒットが打てて気持ちよかった。うれしかったです」。敗れたものの充実感を漂わせた矢野。ただ今後の幡多農野球部のことを聞かれると「廃部か休部になるのでしょうね」と寂しげな顔を見せた。

 嶺北の大石貴仁内野手、清水の弘田唯内野手も一人になりながら野球を続けてきたが、幡多農と同じく野球部は存続のピンチ。連合はほかに海洋8人、室戸3人の14人で構成されていた。

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