クイックできずに4盗塁許した日本ハム・バーヘイゲンに、新庄監督「直らないの仕方ない」 フリーパスでも「(修正は)無理。抑えてくれと(笑)」
「日本ハム3-2ソフトバンク」(13日、エスコンフィールド)
日本ハムは八回に石井と上川畑の適時打で逆転勝ち。前日、延長十二回の末の惜敗の借りを返した。新庄監督は「きのうのがなかったら、こういう展開になってなかったと思いますね」と前日の負けがあったからこその勝利だと評した。
3年ぶりに日本ハムに復帰したバーヘイゲンがようやく初先発。四回に、正木の適時打などで2点を与え逆転を許したが、それでも5回4安打2失点と役割を果たして降板した。新庄監督は「ボール自体はファームで投げているボールと違って。変化球のキレもあったしね」と評価した。
その一方で初回に周東にいきなり二盗を許すなど、投球モーションの大きさから4つの盗塁を許したことについては、「クイックは直らないんで、仕方ない。あれを直そうとすると、きょうの(ような)ボールが投げられないと思うから。(盗塁されても)抑えてくれと(笑)」と苦笑いした。
次回の先発について明言した上で、走者に走られないようなクイックモーションの改善については「変えられない。何回も挑戦はしてると思います。それで無理ってことは、無理でしょう」とお手上げポーズ。「自分の力で抑えていくという気持ちでね。よくいましたけどね、昔は。『走られったって結局抑えりゃいいんだろ』って言うピッチャー多かったし、特に外国人なんか。結局、抑えたらいいわけですからね」と話した。「ボール自体は良かったんで、期待はできます」と自らの投球でカバーするよう期待を寄せた。