「楽天５－０西武」（１３日、楽天モバイルパーク）

　楽天は天敵をようやく攻略した。打線が奮起し西武・今井から４得点。右腕に対し２１年１０月から続いていた連敗を１３で止めた。今江監督は「ずっとやられてきた相手だったので、やるなら今日しかないと意気込んでいった。その中で勝てたのは、チームとしても非常に大きかった」と納得の表情を浮かべた。

　立ち上がりを攻めた。初回、１、２番の連打などで作った無死満塁の好機。ここで浅村が内野ゴロを転がし先制。さらに続く鈴木大の犠飛で、いきなり２点を奪った。三回にも鈴木大の適時打などで加点。序盤で試合の流れを引き寄せた。

　何としても止める覚悟だった。２打点と打線をけん引した鈴木大は「毎回対戦するたびに、何連敗中とか話題に出るのがキツかった」と率直な思いを明かした。「やっとここで一区切りできたのがうれしい」と語った。

　前夜はデビューから負けなしのルーキー武内を攻略。この日は天敵に勝利と勢いが加速している。目標に掲げていたカード３連勝へ王手をかけた指揮官は「必ず勝ちます」と力強く語った。