「公立の星」が夏2戦目で敗戦 菅・岩瀬はプロ入り目指し涙の決意「人生が変わった。上のレベルでやると決めている」

 「高校野球神奈川大会・3回戦、向上11-2菅」(14日、バッティングパレス相石ひらつか)

 公立の菅は、第1シードの向上に7回コールドで敗れ、夏の2戦目で姿を消した。プロ注目の岩瀬将投手(3年)は6回を投げきり、13安打8四死球11失点と苦しんだ。「格上の相手で、良い球を投げようと気持ちが出過ぎてしまいました。途中からは自分の一番良い球が投げられていたんですけど、向上さんが一つ上だったなと思いました」と涙を流した。

 昨春に平林明徳監督が同校へ赴任。岩瀬は「人生が変わった」と言い切る。体重を増やし、新球種を覚えたり、フォームを模索したりと、持ち前の「探究心」を恩師が伸ばしてくれ、プロ注目投手へと成長。「こんなに注目されて応援してもらえる選手になると思っていなかった」と感謝した。「上のレベルでやると決めている」と今後はプロ一本でさらに高いレベルを目指す。

 平林監督は「素材はピカイチだと思った。結果が出ていく中で、才能に努力が追いついてきた」と成長を明かした。

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