楽天・小郷が決勝2ラン お得意様の西武に3連勝で勝率5割復帰 「監督も前のめりに気持ちが出ていたのでよかった」
「楽天4-2西武」(14日、楽天モバイルパーク)
楽天の頼れるリードオフマンが一振りで試合を決めた。小郷裕哉外野手が同点の八回に西武・隅田から右翼席へ決勝の6号2ラン。チームを今季3度目の同一カード3連勝、勝率5割復帰に導いた。「監督も前のめりに気持ちが出ていたので、3連勝できてよかった」と語った。
西武にはめっぽう強い。この3連戦全ての試合で打点を挙げるなど今季通算打率・448、2本塁打9打点。今カードは武内、今井、隅田と好投手が続く中で「いいピッチャーなんで、割り切っていけたのがいい結果につながった」と考えすぎずに自分のスイングを心がけた。
今季は2月のキャンプで右足を骨折するアクシデントに見舞われた。それでも「一喜一憂しない。ケガが悪い方向だけじゃないと思うようにした」と下を向くことはなかった。驚異の回復を見せ、開幕から1軍の中心としてチームに欠かせない存在になっている。
好投手を攻略しての3連勝。「自信にもなるし、勢いもついたと思う。オールスター休みまでに貯金を増やしたい」と力を込めた。