「観衆の妨害」でアウトの珍事 ソフトバンク・小久保監督が審判とのやり取り説明「よく分からなかったけど」

 ロッテに勝利し、ポーズをとる甲斐(右)と周東
 5回、吉田の二ゴロ野選で周東が生還。捕手・佐藤
 1回、岡の飛球を好捕するソフトバンクの中堅手・周東
3枚

 「ソフトバンク6-4ロッテ」(17日、みずほペイペイドーム)

 左翼ファウルフライを観客が身を乗り出してキャッチしてしまうハプニングがあった。

 八回2死二塁。ソフトバンク・周東が三塁側ファウルゾーンへ打ち上げた。ロッテ・左翼手の岡がそのフライを追いかけてフェンス際で捕球しようとしたが、三塁側フィールドシートの観客が身を乗り出して先に捕球してしまった。

 岡は守備妨害を主張。審判はそれを受け入れてアウトを宣告した。

 そこでソフトバンク・小久保監督が説明を求め、一旦はリクエストを要求するジェスチャーを行った。しかし、審判団が競技した結果、リクエストは行われずにそのままアウトとなった。

 小久保監督は試合後、「(守備)妨害があったというので、それはリクエストできるんですかと聞くと『できる』と言われた。リクエストしたら、妨害を宣告した時点でリクエストは受け付けないと。ちょっとよくわからなかったけど。『できる』と言ったのでしてもらえると思ったらもうアウトですと言われて。宣告されてしまったらその後はできませんと言われた。(審判が)勘違いして出来ると言ってしまったみたい」と首をひねっていた。

 それでも試合は甲斐が3号2ランを含む3安打5打点の大暴れで逆転勝ち。2位・ロッテとの直接対決に2勝1敗と勝ち越して、ゲーム差を8に広げた。また、ソフトバンクは5カードぶりの勝ち越し。小久保監督は「久しぶりの勝ち越しでしたしね。ただオールスターもまだきてませんから。まだまだあります」と気を緩める様子は全くなかった。

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