清原和博氏 中日ユニ背番号「3」で始球式 投手に配慮、マウンド前から投球 「とんぼ」も流れて拍手喝采

 「中日-巨人」(19日、バリテンドーム)

 元プロ野球選手で野球解説者の清原和博氏が、ラジオ解説の前に始球式を務めた。同氏の名前がアナウンスされると、スタンドからは驚きの声を歓声が上がり、「清原コール」も送られた。

 現役時代の登場曲で長渕剛の「とんぼ」が流れる中、白い顎髭を蓄えた清原氏は、背番号「3 KIYOHARA」のネームが刺しゅうされた中日のユニホーム姿で登場。青色のグラブを手に笑顔を見せながらも、緊張の面持ちでマウンドに上がった。

 投球前には「両チームの活躍を願って投球します」とコメントが紹介された。投手に配慮し、試合前のマウンドには上がらず手前から投球。山なりのボールがワンバウンドで捕手のミットに収まると、スタンドだけではなく、両軍ベンチからも大きな拍手が送られた。

 清原氏は16年に覚醒剤取締法違反(所持)で逮捕されてからプロ野球界と距離ができたが、現在は解説者として復帰。今月7日には神宮球場で開催されたヤクルト-巨人戦の試合前、巨人のベンチを電撃訪問した。現役時代に同僚だった阿部監督、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチと談笑するシーンもあった。

 試合後は、勝利を収めた阿部監督について「すごく堂々としていて、どっしりとされている」とコメント。阿部監督も「元気そうでね。久しぶりに会ったのでうれしかったです」と笑顔だった。

 この日はラジオ解説で来場。始球式前には立浪監督、片岡ヘッドコーチとも談笑した。

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