巨人・矢野コーチJr.の国学院久我山・矢野丈太郎が涙に暮れる仲間を気丈に支える 早実との13-14壮絶打撃戦に散る

 7回、押し出し四球を選び雄たけびを上げる国学院久我山・矢野
 同点の適時内野安打を放つ国学院久我山・中沢
 同点の適時内野安打を放ちベンチにガッツポーズする国学院久我山・中沢
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 「高校野球西東京大会・準々決勝、早実14-13国学院久我山」(22日、神宮球場)

 国学院久我山が最大9点差を追いつく粘りを見せたが敗れ、2019年以来、5年ぶり4度目の夏の甲子園出場はならなかった。

 初回に3ランで先制する幸先のいいスタートを切ったが、三回までに12点を奪われ9点差をつけられた。それでもあきらめずに反撃。五回にホームスチールを決めるなどして4点を返すと、七回には一挙6得点で同点に追いついた。

 八回に1点を勝ち越されて迎えた最終回は、2死一塁で、同校OBで巨人・矢野謙次打撃コーチを父に持つ丈太郎(3年)が三遊間を破る安打を放ち一、二塁に。しかし、次打者の中沢が三ゴロに倒れて万事休した。矢野は泣き崩れる中沢をずっと支えながら、気丈に試合後のあいさつの列に加わった。

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