巨人の阿部慎之助監督（４５）が２２日、東京大手町の読売新聞東京本社を訪れ、山口寿一オーナー（６７）に前半戦の報告を行った。オーナー会議後に取材応対した同オーナーは、指揮官の手腕を評価した上で４年ぶりのＶ奪回を厳命。後半戦の一戦必勝を強く期待した。

　約１時間の会談を終えた阿部監督は、「今後のチームのことも話させていただいた。すごくいい時間でした」と語った。監督１年目の今季、前半戦最後に首位浮上。打順や選手起用の固定など、采配面など「よくやっている」と評価を受けた。

　２４日の全体練習から新助っ人・モンテスを合流させ遊撃、もしくは三塁を中心に起用プランを探る。阿部監督は３年契約の１年目。同オーナーは「監督人事を、あれこれ言うような状況ではない」とし、「ともかく今シーズン、どうしても勝ちたい。それは分かってくれている」と期待した。