元阪神・北條がマルチ安打、初全国の舞台で躍動 三菱重工West2回戦進出
「第95回都市対抗野球、三菱重工West5-3王子」(23日、東京ドーム)
1回戦3試合が行われ、三菱重工West(神戸市・高砂市)、日本製紙石巻(石巻市)、北海道ガス(札幌市)が2回戦に進んだ。三菱重工Westは昨季限りで阪神から戦力外通告を受け、今年から加入した北條史也内野手(29)が「2番・三塁」で先発し、マルチ安打を記録した。
全国大会で元気な姿を見せた。北條が阪神時代にも慣れ親しんだ東京ドームで躍動。感情むき出しのプレーで都市対抗デビューを飾った。
1点を追う五回1死から自身大会初安打となる中前打を放つと、そこから打線がつながって同点に追い付いた。
七回1死は右前打を放って二盗も決めた。さらに2死一、二塁から三井の中前打で三塁を蹴ると、捕手のタッチをかいぐぐりながらスライディングして左手で本塁をタッチ。勝ち越しの生還を果たすと、ど派手なガッツポーズを決めた。
社会人野球加入後、初めての全国の舞台。「レベルもプロと変わらないし、あまく見て入って来ていない。一試合、一球に気持ちを入れて勝つことだけ考えていきたい」と話していたとおり、走攻守で躍動。次戦は25日に昨年の王者・トヨタ自動車と対戦する。