日本ハムが今季6度目の引き分け 松本剛、清宮が先制点演出 完封目前の先発・加藤貴が九回に追いつかれる

 9回、外崎に同点打を許し降板する加藤貴(中央)=撮影・中島達哉
 5回、田宮の併殺打の間に生還した松本剛(右)を迎える新庄監督(撮影・中島達哉)
 5回、右前打を放つ清宮(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム1-1西武」(26日、エスコンフィールド)

 日本ハムが今季6度目の引き分け。1-0の九回に同点に追いつかれ、延長戦に突入。十二回を終えても決着がつかなかった。

 先制点は下位打線から。五回、先頭の6番・松本剛が左中間二塁打で出塁。清宮が痛烈な右前打を放ち無死一、三塁と絶好機を作り、田宮の二ゴロ併殺の間に1点を奪った。

 松本剛は7月10日以来、21打席ぶりの安打。二塁塁上でガッツポーズした。球宴期間中の練習では居残りで「好きじゃない」というロングティーを行った。これまでの練習で結果が出ず、新たな試み。「下を使ってボールに力を伝える」というのが狙い。「結果を残さない限りは1軍の戦力として必要とされない」と意を決してこの日を迎えた。

 清宮は球宴前3試合で9打数8安打。調子を持続して、後半戦を迎えた。「体の状態が上がってきて、思い通りに動かせるようになってきているのと、グワチョ(マルティネス)に言われてヒッチ(バットを上下に動かす動作)を入れるようにして、ちょっと変わった」と明かした。

 先発の加藤貴は持ち前の制球力を武器に西武打線を翻弄。今季3度目の完封勝利が目前だった九回に失点して降板し、8回2/3を7安打1失点だった。

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