プロ注目の健大高崎・箱山主将、9年ぶり甲子園に感涙「チームに嫌われる覚悟でやってきた」

 1回、レフトへ先制犠飛を打ち上げる健大高崎・箱山遥人(撮影・伊藤笙子)
 群馬大会を優勝し、歓喜に沸く健大高崎ナイン(撮影・伊藤笙子)
 群馬大会を制し、インタビューで涙を流す健大高崎・箱山遥人(撮影・伊藤笙子)
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 「高校野球群馬大会・決勝、高崎健康福祉大高崎5-1前橋商」(27日、上毛新聞敷島球場)

 今春センバツ王者の健大高崎が、昨夏覇者の前橋商を破り、2015年以来9年ぶり4度目となる夏の甲子園出場を決めた。プロ注目、4番で主将の箱山遥人捕手(3年)は3打点とチームをけん引した。

 優勝インタビューに応じた箱山の目からは、みるみる涙があふれ「新チームが始まってから本当に苦しくて、チームに嫌われる覚悟でやってきた」と時折、声を詰まらせた。「正解かも分からず葛藤してきましたが、きょうやってきたことが正解だと証明できました」と感極まり、涙した。

 箱山は初回、四球と安打などで1死一、三塁の好機で打席に入ると、フェンス手前まで飛ばした左犠飛を放ち先制点を挙げた。同点とされるも、五回1死満塁で再び勝ち越しとなる中犠飛。七回には押し出し死球でこの日、3打点目を挙げていた。

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