日本ハム・清宮、先制打直後に母校・早実が甲子園出場「パワー送ってました」 新庄監督「西短と当たってほしい」母校対決希望

 「日本ハム9-0西武」(28日、エスコンフィールド)

 日本ハムが二回までに11安打9点を奪う猛攻で圧勝。先発・伊藤は今季2度目の“マダックス”となる94球2安打完封で8勝目を挙げた。

 初回、前日守備のミスがあった1番・水谷が左中間二塁打で出塁。2番・清宮が右中間へ先制二塁打を放ち、大量点の口火を切った。清宮は「ジェッシー(水谷)が意地の2ベースを打ってくれたので、生かしたいなと思いました」と振り返った。

 吉報は試合中に入った。母校・早実がサヨナラ勝ちで日大三を下し、清宮の高校1年時以来、9年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。ベンチ裏で伝えられて、「ウソだろって思いました」と明かす。試合前は日大三出身の山崎と食事をしながら観戦。「福也さんもあおってきて。僕たち見てる時、三高が逆転して。バンバン打って…」。劣勢の状況で、集中するため試合1時間前から情報を遮断していたのだった。

 先制打を「後輩たちが僕にパワーを送ってくれたんじゃないかなと思います」と話したが、先制打の直後に早実にサヨナラ打が生まれたことを聞くと「後輩たちに僕がパワーを送ってましたね」と笑顔を見せた。

 安打で出塁した六回には一塁ベース上で早実の後輩にあたる西武・野村と「勝ったね」と短い言葉で喜びを分かち合った。「甲子園で楽しくプレーしてもらって、後悔ないようにやってくれればなとは思います」と後輩たちにエールを送った。

 新庄監督は「西短と当たってほしいね。2回戦、3回戦くらいで」と母校対決を熱望。清宮も「いいっすね。見たいですね。ちろん勝ってほしいですね」と話した。

 清宮は球宴を挟んで6戦連続安打、その間17打数12安打で打率・706と絶好調。夏の甲子園を「負けたら終わりっていうのは、やっぱ全然価値が違う」という。Aクラスを賭けて、チームもこれから負けられない戦いに突き進む。甲子園に刺激を受けて、さらに打ちまくる。

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