早実 サヨナラで決めた!「一球入魂」清宮以来9年ぶり夏聖地

 「高校野球西東京大会・決勝、早実10-9日大三」(28日、神宮球場)

 名門対決を早実が制した。九回無死満塁で、内園光太内野手(3年)が三遊間を破るサヨナラ打で決着。「夏の大会前の練習試合に全然勝てなくて、みんなで1球に対して突き詰めようとやってきたのが、この優勝につながったと思います」。早稲田伝統の「一球入魂」で、日本ハム・清宮を擁した2015年以来9年ぶりの夏の甲子園を決めた。

 高校通算64本塁打でプロ注目の宇野真二朗内野手(3年)に頼りがちだったチームは大きく成長した。宇野が5打数無安打だった初戦、明大八王子戦は1点ビハインドで九回を迎える大苦戦。何とか追い付きタイブレークで勝利すると、和泉実監督(62)は「宇野が打てない試合は負けパターン。それでも勝てたのは大きな収穫」と話した。

 2006年は斎藤佑樹(元日本ハム)を擁した早実が、11年は強打の日大三が、西東京での決勝対決を制して甲子園でも優勝。和泉監督は「うまくはまれば、このチームは青天井に強くなるかもしれない」。昨夏は慶応(神奈川)がエンジョイベースボールで107年ぶりに優勝した。今年は早実が「一球入魂」で2度目の全国制覇を目指す。

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