日本ハム 自力Vの可能性消滅 新庄監督「全然OK。全然OK。よそはよそです」森の際どい先制ソロにはリクエスト実らず「映像が1個しかなかったんでしょ」
「日本ハム3-3オリックス」(30日、エスコンフィールド)
粘りを見せたが、あと一歩届かなかった。リーグ最多の18度目の延長戦。再三の勝ち越し機を作ったが決定打が出ず、今季7度目の引き分け。91試合目にして自力優勝の可能性が消滅し、ソフトバンクに優勝マジック「42」が点灯した。
新庄監督は「全然OK。全然OK。よそはよそです。あした、行きますよ」と前を向いた。
悔やまれるのは二回のオリックス・森の先制ソロ。右翼ポールの上付近を通過した微妙な打球は本塁打の判定。新庄監督はリクエストしたが、長いリプレー検証の末、判定は覆らなかった。検証用VTRが一つしかなく、覆すまでの決定的な資料がなかった。
新庄監督は「審判の方が見て、リクエストして、で、映像が1個しかなかったんでしょ?それを審判の方達が判断して、際どかったらホームランでいいと思ったんですよ」と振り返った。
「でも、あの映像を確認したら完全にファウルで。でも田宮君に聞いたら。もしかしたら(ポールを)巻いているかもしれないと。リクエストの映像を見ての(審判の)判断でしょ。あの角度以外でも映像を作らなきゃいけないっていうのが正しいっちゃ正しい。一番ベストはあの棒(ポール)を150メートルにする。結果論ですけど、あれがなかったら勝ってますからね」と話した。
激闘を終えて「6連戦初っぱなからこんなタフなゲームは…。よく踏ん張りましたね」と選手の健闘を称えた。