巨人 阪神に連敗で10カードぶりの負け越し 広島に1差、阪神に1・5差で再び大混戦
「阪神9-6巨人」(31日、甲子園球場)
巨人が阪神に大敗を喫し、連敗で10カードぶりに負け越しが決まった。先発のグリフィンが初回4失点など、4回KOで3敗目(5勝)。中盤に一時は1点差まで迫ったが、2番手の泉も4失点と踏ん張れなかった。
連敗だけは避けたかった巨人だが、対戦経験の少ない左腕攻略に難航した。阪神の先発・及川に苦戦。8番にオコエを入れるなど右打者を並べたが、序盤から劣勢を強いられる展開になった。先発のグリフィンが初回に4失点。大量ビハインドを追う中で空回りした。
それでも首位を走るチームだ。五回、1死から岸田、オコエの下位打線が連打でチャンスメーク。続くグリフィンの打席で阿部監督は、あえて左の大城を代打に指名。フルカウントから四球でつなぐと、丸の打席で暴投が絡んで1点。さらには二ゴロで2点差とした。
六回にはヘルナンデス、岡本和の連打で一、三塁。モンテスの一ゴロの間に1点を追加した。それでもこの裏、イニングをまたいだ泉が乱調。集中打を浴び、5安打で4点を失った。
広島がDeNAに競り勝ち、再び1ゲーム差まで肉薄。阪神も1・5差で追う形の大混戦となっている。8月1日は甲子園開場100周年の特別な1日。巨人はローテーションを再編し、エース・戸郷をぶつける「ガチンコ」ローテを組んだ。今季も鬼門となっている敵地・甲子園では2勝5敗1分け。まずは戸郷で同一カード3連敗を阻止したい。