故障者相次ぐヤクルト 高津監督、選手らねぎらう「よく頑張ってくれている」 自力V消滅も前向く
「中日3-2ヤクルト」(1日、バンテリンドーム)
現実を受け止めながら、ヤクルト・高津監督は顔を上げた。故障者続出の中で踏ん張る選手らを思い、「今いる選手はよく頑張ってくれているので」と言葉にする。残り50試合で自力優勝の可能性は消滅したが、下を向いているわけにはいかなかった。
二回に山田の左越え8号で先制し、先発・吉村は7回無失点の力投。理想的な試合運びになったが、八回1死後の村松への4球目を投げたところで吉村が異変を訴えた。人さし指がつった影響で継投へ入ったが、大西と田口で1失点。九回には木沢が踏ん張りきれず、逆転サヨナラ負けを喫した。高津監督は「あと50試合あるので、前を向いてやるしかないですね。尻たたきながら、背中押しながら、頑張っていくしかない」と力を込める。5位とも2・5差開いた現実から目を背けず、戦い続ける。