オリックス 12年ぶり10連敗 エース・宮城でも止められず 今季ワースト借金11 4連覇厳しく

 先制を許し、苦しい表情の宮城(撮影・坂部計介)
 2回、田村に先制タイムリーを許し、盛り上がるロッテベンチを背にガックリの宮城(撮影・坂部計介)
 4回、森は痛烈な打球を放ったが二塁手・藤岡の好守備に阻まれガックリ(撮影・坂部計介)
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 「オリックス2-3ロッテ」(2日、京セラドーム大阪)

 オリックスは12年ぶりの10連敗。球団ワーストの12連敗した12年・岡田監督時代(12連敗中、最後の1敗は森脇監督代行)以来の2桁連敗となり、なかなか悪い流れを断ちきることができない。

 チーム9連敗中と最悪な流れを変えるべく先発マウンドに上がった宮城は、8回7安打3失点。今季初めて若月とバッテリーを組んだが、先制点を献上したことが悔やまれる。

 二回1死から中村奨に死球、高部に内野安打で好機を拡大されると、カウント2ボールからの149キロ直球を左中間に運ばれた。2点適時二塁打で先制され、その後2死二塁から岡に左前の適時二塁打。真ん中に甘く入ったチェンジアップで、これもファーストストライクを捉えられた。

 後半戦開幕カードの初戦、7月26日・ソフトバンク戦登板後には「どうにかまたチームとして一つ勝ちを取れるようにやりたい」と勝利への思いを強めていた。三回以降は意地の投球でスコアボードに「0」を重ねたが、今季4勝目とはならなかった。

 打線は相手先発・石川歩から無得点だったが、六回に坂本から得点を重ねた。2死一、三塁でセデーニョが左前適時打を放つと、続く代打・杉本が左前適時打で1点差に詰め寄った。

 なおも2死一、二塁で若月が打席に入ったが、フルカウントから三振に倒れ、同点とすることはできなかった。

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