巨人 悪夢の4連敗 最下位ヤクルトに競り負け 今季初対戦の奥川を散発2安打と打ち崩せず

 4回、岡本和は左飛に倒れる(撮影・佐藤厚)
 8回終了後、選手交代を告げベンチに戻る阿部監督(撮影・佐藤厚)
 6回3失点でマウンドを降りた赤星(撮影・佐藤厚)
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 「巨人2-4ヤクルト」(2日、東京ドーム)

 巨人が最下位・ヤクルトに競り負けた。悪夢の4連敗。前カード阪神戦3連敗のショックも癒えぬまま、今季初対戦のヤクルト先発・奥川に巨人打線が苦戦した。

 試合は二回、先発の赤星が1死一、三塁のピンチを背負うと、中村にセーフティースクイズを決められ(記録は犠打野選)、先制点を許した。打線の援護を待ちながら粘った赤星だが、六回には先頭四球から太田に2点適時打を浴びた。阿部監督から「お前が3、4勝したら優勝できる」と期待される右腕だが、6回3失点ながらまたも白星が遠かった。

 一方、打線は六回の攻撃前に円陣を組んだ。前日1日、脇腹に死球を受けた大城卓は、ベンチ入りもスタメンを外れた。初回に吉川、四回にヘルナンデスが安打を放ったが、なかなか得点圏にも進めない。

 それでも八回、1死から連続四球で一、二塁を作ると、吉川の2点タイムリーで1点差に迫った。一打同点、逆転の場面を作ったが、続くヘルナンデスが二ゴロ併殺に倒れた。

 前カードは「鬼門」甲子園で悪夢の3連敗。阿部監督は試合後、「(雰囲気に)のまれちゃってる」と語り、「これで悔しいと思ってないヤツがいたら、野球をやめた方がいいと思う。東京に戻ったら一つも落とせないつもりで、次の阪神戦まで戦ってほしいね」とナインを鼓舞したが、実を結ばなかった。

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