10連敗中だったオリックスがついに後半戦初勝利 先発・田嶋がバースデー星 4試合連続安打の来田が決勝打
「オリックス5-1ロッテ」(3日、京セラドーム大阪)
10連敗中だったオリックスが、ようやく勝利を手にした。後半戦の初勝利でもあり、京セラドームに詰めかけた大勢のオリックスファンも全員が笑顔になった。
この日、28歳の誕生日を迎えた田嶋がバースデー登板で白星を挙げた。
1点リードの三回に2死三塁から藤岡に同点適時打を許したが、四回以降は無失点投球を披露。五回に再び、味方の援護を受けてからは快調に投げ進めていた。
打線は同点の五回に勝ち越しに成功した。2死から森、西川が連打でつなぎ、セデーニョが死球で出塁。ここで打席には来田が入った。カウント1-1から西野が投じたフォークに対応し、左翼線への2点適時二塁打をマークした。
2点リードとなり、なおも2死二、三塁では前日にベンチ外だった紅林が左前へ2点適時打を放ち、さらに点差を広げることができた。打った来田が「とにかく後ろにつなごうと思っていました。勝ち越すことができて良かったです」と話せば、紅林も「タジさん(田嶋投手)が頑張っていたので、なんとか援護することができて良かったです」と安堵(あんど)感を漂わせていた。