車いすテニス・小田凱人「パリに向けて気合が入った」 ノーバン投球にスタンドも「おぉ」と驚き

 豪快なフォームで投球する小田凱人(撮影・佐藤厚)
 豪快なフォームで投球する小田凱人(撮影・佐藤厚)
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 「巨人-ヤクルト」(3日、東京ドーム)

 車いすテニス男子で、パリ・パラリンピック代表の小田凱人(18=東海理化)がセレモニアルピッチに登場した。

 紹介アナウンスで大歓声を受け、勢いよくマウンドの手前まで向かった。プレーボールがかかると、両手を広げてスタンドに手拍子を要求。左投げから豪快なノーバウンドを決めると、雄たけびをあげて喜びを爆発させた。スタンドからも「おぉ」と驚きの声があがった。

 昨年23年7月28日にも、東京ドームで始球式を行ったが、惜しくもワンバウンド投球。「悔しさが残りながら1年間過ごしてきたので。2回目呼んでいただいた時に、絶対リベンジしたいなと思っていました。めちゃめちゃうれしいですね」と喜びを語った。

 パリ・パラリンピックは今月28日に開幕する。「パリに向けてまたちょっと、気合が入った感じですかね。いいピッチングができて、やり残したことはないので。すがすがしく挑もうかなと思います」と笑顔で話し、「パラリンピック、オリンピックの舞台だと、知ってもらうチャンスになる。競技がまたさらに有名になってくれたらうれしいです」と活躍を誓った。

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