日本ハム5点差大逆転!鷹M再点灯阻止 新庄監督「倉本聰監督に並ぶ高視聴率、23%」ドラマチック野球“演出”

 「ソフトバンク7-8日本ハム」(3日、みずほペイペイドーム)

 ドラマチック過ぎる、今季最大の5点差大逆転劇。日本ハム・新庄監督は「倉本聰監督に並ぶ高視聴率、23%」と表現。「きょう見に来てくれているスタンドのファンには、ソフトバンクのファンは悔しいでしょうけど、すごいいいゲームを見せることができた」と喜んだ。

 新庄監督のメガホンの下、主役は2人いた。三回までに5点差。仇役はリーグトップの10勝を挙げる有原と絶望的な状況。四回には万波が14号2ラン。そして五回には清宮が5号3ラン。今季初のW主演アベック弾で一時は同点に追いついた。

 万波は不振で3試合スタメン落ちしていた。状態を「昨年通じても一番悪かった」と荒療治にも納得。「いい修正して、良い形に戻せたらなと過ごしてきた」。グリップの位置やフォームを再確認。37打席ぶりの一発で不振脱出の快演だ。

 新庄監督は「気持ちの面を冷静にさせようと思っただけ。あとは『出たい』って気持ちにさせること」と荒療治の狙いを明かす。一方で清宮には「幸太郎君はほめることはない。あれはマグレ」といつものイジリ。それぞれに適した“演出”で、大舞台で光輝かせた。

 同点の七回に1点勝ち越されたが、八回には万波の同点打、“ラスボス”の代打レイエスの決勝打で、ソフトバンクのマジック再点灯も阻止。「良いゲームでしたね、本当に」。7月7日を最後に連敗なしでじわじわ上昇中。「北の国から’24、夏」。猛暑の中、さらなる高視聴率をたたき出す。

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