日産自動車硬式野球部伊藤監督「最高のスタート切れました」 ストライク始球式で16年ぶり復活へ弾み
「やっちゃえNISSANナイター」の冠名がついた3日のDeNA対阪神戦(横浜スタジアム)で、来年16年ぶりに復活する日産自動車硬式野球部の伊藤祐樹監督(52)が、始球式を務めた。
伊藤監督は、休部前の日産自動車野球部で堅実な守備と俊足の遊撃手として活躍。野球ワールドカップやアジア大会の日本代表で主将を務めるなど豊富な経験を持つ。現在は、来年の野球部復活に向け、自ら中心となり「日産野球部復活プロジェクト」を進めている。
球場全体から大きな拍手で迎えられ、同野球部の新ユニホームを着用し、電気自動車「日産リーフ」のリリーフカーに乗って登場した伊藤監督は、打席のDeNAのキャラクター・スターマンを相手に、ど真ん中のストライクボールを投げ込んだ。
大役を終え「緊張した」と語っていたが、リリーフカーに乗っての登場に「お子さんでも乗り物酔いしないほど加速がスムーズで、おかげでスムーズな、いいストライクが投げられました。日産自動車野球部の新ユニホームを着て、日産リーフに乗って登場するのは私の強い思いがあり、実現できて良かったです」と感激しきり。
来年からのチーム復活にかける思いにも「社会人野球が休部から復活するモデルケースとして頑張っていきます」と決意を明かし、この日の始球式を振り返りつつ「ど真ん中のストライクが投げられ、最高のスタートを切れました」と、チームの復活へいい弾みとなったようだ。
また試合前には、DeNA・三浦大輔監督と対面。「同じ神奈川のチームとして、プロアマ問わず野球界をもっともっと盛り上がっていくように頑張っていきましょう」と激励を受け「頑張ります」と誓っていた。