ヤクルト・村上がサヨナラ打 親友のバレー西田の激闘に刺激「感動はしたけど悔しかったです」

 「ヤクルト5-4阪神」(6日、神宮球場)

 一塁を蹴ったところで、ヤクルト・村上宗隆内野手は大きくほえた。仲間にもみくちゃにされながら感じた勝利の喜びがある。まさに主砲の意地。「お久しぶりです、村上です」。お立ち台では自己紹介という“自虐ネタ”で笑いを誘い、ファンの声援に応えた。

 劣勢でも追いつき、一時は逆転。なお追いつかれても諦めなかった一丸星だ。同点で迎えた九回。2死一、二塁で村上が中前にはじき返し、「チーム一丸となって、投手と野手で1点が取れた」と激戦に終止符。歓喜の中心で無邪気な笑みを浮かべた。

 5日夜にはパリ五輪の男子バレーボール準々決勝をテレビで観戦。日本代表・西田有志とはかねて親交もあり、フルセットの激闘で惜敗した試合を目で追った。村上は「バレーがどんなプレッシャーを背負ってやっているのか分からないから、変なことは言えない」と言いながらも、「感動はしたけど悔しかったです」と親友を思いやった。

 自身も東京五輪で日の丸を背負うなど、同じ大舞台を経験した。競技は違えどスポーツがつなぐ絆の力で、値千金のサヨナラ勝利を呼び込んだ。

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