ドラフト上位候補の報徳学園・今朝丸 頂点へ力でねじ伏せる 11日初戦相手・大社の機動力「意識はしない」

 第106回全国高校野球選手権大会は7日、開場100周年を迎えた甲子園球場で開幕し、17日間(3日間の休養日を含む)の熱戦がスタートする。6日は開会式のリハーサルが行われ、49代表校が南から北の順に行進した。今大会は暑熱対策として、大会第1日から第3日の1日3試合の日に試合を午前と夕方に分ける「朝夕2部制」を導入する。7日は午後4時開始の第2試合で史上8校目(9度目)の春夏連覇が懸かる健大高崎(群馬)と英明(香川)が対戦。6時半開始の第3試合は岐阜城北と智弁学園(奈良)が顔を合わせる。

 今秋ドラフト上位候補で最速151キロ右腕の報徳学園・今朝丸裕喜投手(3年)が力押しの投球で夏の甲子園デビューを飾ることを誓った。

 11日の初戦でぶつかる大社は島根大会全6試合で29盗塁と機動力を武器とするものの、右腕は「あんまり意識はしない」と意に介さなかった。どれだけ足でかき回されようが「ホームを踏ませなければ負けない」ときっぱり。初戦までにさらに出力を上げる調整を行う予定で、相手の緻密な野球も剛腕でねじ伏せる。

 リハーサルに参加して本番さながらに堂々と行進。2年連続センバツ準優勝と聖地での経験は豊富ながら、「春とは雰囲気も全然違うなと。景色も違いました」と独特の緊張感を肌で感じた。チーム最多5試合に登板した兵庫大会の疲労も抜け切り万全な状態。圧巻の投球で夏の主役へと駆け上がる。

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