ソフトバンク 再点灯マジック「36」 栗原が先制パンチ2点二塁打

 マジックが再点灯し、ナインを迎える小久保監督(中央)=撮影・開出牧
 1回、先制の適時二塁打を放つ栗原
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 「ロッテ4-6ソフトバンク」(6日、ZOZOマリンスタジアム)

 出ばなをくじく一打だった。首位独走のソフトバンクは2位ロッテの敵地に乗り込み、3番栗原が一回に先制の2点二塁打。11ゲーム差とさらに引き離して優勝へのマジックナンバー「36」を再点灯させ「大事な3連戦になると思っていた」と初戦の勝利を喜んだ。

 いきなり先頭からの連打で無死二、三塁と好機を迎え「初回に点を取れば流れとしてすごく大きい。より集中した」。フルカウントから「最低でも1点」と小島のスライダーを右翼線へ引っ張る。近藤も適時打で加わり、立ち上がりの3得点で主導権を握った。

 栗原は4日の日本ハム戦で2年連続4度目の2桁本塁打に到達。打点は昨季の49を既に上回る56だ。それでも振るわなかった日は帰宅後に「これでいいのかな」と不安に駆られてバットを握るなど向上心は尽きない。

 小久保監督からは「中心選手として最後までゴールしてほしい」と大きな期待をかけられ、中軸としての責任感が増してきた。「ここからが大事な戦いになることはみんな分かっている」とナインの思いを代弁した。

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