執念采配も巨人・阿部監督、好投グリフィンの交代「決断できなかったのは反省」と悔い 4時間半の死闘「負けなくてよかった」
「巨人3-3広島」(7日、東京ドーム)
巨人が首位・広島に引き分けた。延長十二回の死闘も勝敗は付かなかった。
延長十二回2死から、8番手・高橋礼を投入する執念の采配を見せた阿部監督は「負けなくてよかった」と4時間30分にも及んだ試合を振り返った。
逆転を許したものの、直後の攻撃で、1死から門脇が四球を選んで出塁。ギャンブル的に二盗を決めると、2死から丸が右中間を破る適時二塁打を放ち、同点に追いついた。「大きかったですね。あの同点打がね」とベテランの一打をたたえた。
その一方では悔いも口にした。七回の攻撃で1死満塁から坂本の三塁ライナーに三走・ヘルナンデスが戻りきれず、ダブルプレーに。その直後の八回、12奪三振の力投を見せていたグリフィンがつかまり、一度は逆転を許した。グリフィンの代え時について「ちょっと反省しているのはゲッツーで流れが一気に変わったっていう雰囲気を感じたんでね。あの時に決断できなかったのは反省しています」と話していた。