日本ハム・新庄監督 グラウンドに出向いて頭部死球の楽天・鈴木大地に直接謝罪 SNS「選手への敬意と責任感を感じる」「思いやりが伝わる行動」「尊敬します」
「楽天0-2日本ハム」(7日、楽天モバイルパーク)
日本ハム・新庄監督の行動がネットで話題を呼んでいる。
七回1死一、三塁から、山崎の投球が楽天・鈴木大地の頭部を直撃。鈴木大は一旦ベンチに下がったが、幸いにも軽症だった模様で再びグラウンドに出てくると、スタンドからは大きな拍手が寄せられた。
八回表の攻撃が始まる前、鈴木大が一塁の守備位置に就くと、新庄監督が一塁側ベンチを飛び出し、ファウルラインもまたいで右手を挙げながら鈴木大の元へ歩み寄り、左肩を2、3度軽くポンポンと叩きながら謝罪の意を示した。鈴木大も帽子を取って新庄監督の気持ちを汲み取るなど、スポーツマンシップが表れた両者の行動に、またもスタンドからは拍手が送られた。
SNSでは「こんな素敵な行動が取れる監督がほかにいる?」「こういうところに人間性が出るよね」「逆に謝ってる鈴木選手もステキ」「勝ち負けだけを争ってるわけじゃないことが分かるよね」「選手への敬意と責任感が感じられます」「思いやりが伝わる行動。こんな風にチームを率いる姿勢を尊敬します」といったコメントが集まっている。
新庄監督は2022年8月6日のオリックス戦でも、自軍投手が杉本に2打席連続死球を与え、両軍選手がベンチを飛び出して一触即発の状態になった際にも、三塁側ベンチを出て中嶋監督に謝罪した後、一塁ベース付近まで出向き、両手で杉本の体を抱くような形で直接謝罪し、杉本も頭を下げる場面があった。