花咲徳栄のドラフト候補・石塚裕惺と上原堆我はプロ志望届け提出へ 初戦敗退に涙も「プロに行ってやりたい気持ち強い」
「全国高校野球選手権・1回戦、新潟産大付2-1花咲徳栄」(9日、甲子園球場)
花咲徳栄が初出場の新潟産大付に敗れ、今秋ドラフト候補に挙がる石塚裕惺内野手(3年)と上原堆我投手(3年)が初戦で姿を消した。
走攻守そろった高校生ナンバー1遊撃手と呼び声高い石塚は、二回にチーム初安打を放ち、二盗に成功。さらに続く田島の中飛で三塁へタッチアップすると、横山の中犠飛で先制の生還。積極的な走塁に場内をどよめかせた。
持ち味は示したものの、あまりにも早い夏の終わりに「応援してくれる人たちに、勝つ姿を見せたかった。きょうは9人しか試合に出てなくて、レギュラー陣だけで試合を終わらせてしまったことが一番悔しいです」と肩をふるわせた。
ドラフト上位候補と言われる中、今後については「監督と相談してからですけど、自分としてはプロに行ってやりたい気持ちが強い」と話した。
先発して152球2失点で完投負けとなった上原も「プロ志望届けを出して、目標としてきたプロ野球選手になれれば」と明言した。