DeNA・牧が両手を挙げてWHYポーズで不満顔 本塁で交錯 コリジョン・ルール適用されずスタンドからも大ブーイング

 2回、京田の一ゴロで三塁からホームに滑り込みタッチアウトとなる牧(左)=撮影・開出牧
 2回、京田の一ゴロで三走・牧(2)が本塁を突くがタッチアウト
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 「DeNA-ヤクルト」(9日、横浜スタジアム)

 横浜スタジアムが大ブーイングに包まれた。二回無死一、三塁から京田の一ゴロで三塁走者の牧が本塁に滑り込んだ。一塁・オスナの送球が少しそれ、ジャンプして捕球した捕手の内山は三本間の走路に着地して牧にタッチ。山口球審はアウトと判定したが、三浦監督はコリジョンではないかとリクエストした。

 だが、リプレー検証を経て、責任審判の本田一塁塁審が「本塁でのプレーについて検証しましたが、コリジョンではないと判断して、1アウト一、二塁から再開します」とアナウンスすると、一塁ベンチの牧は両手を挙げてWHYポーズ。三浦監督も不満げな表情を浮かべ、スタンドからはアウト判定が覆らなかったことに対して大きなブーイングが寄せられた。

 内山が着地した際、牧は既にスライディングに入っており、内山を避けるのは難しい状況だった。SNSでも即座に「コリジョン」がトレンド入りし、「完全に走路塞いでる」「もうルールが崩壊してるな」「これがコリジョンじゃなかったら、なにがコリジョンなの?」「送球ミスだったらコリジョン適用されないわけ?」という声が集まる一方、「これをコリジョンと判定したら野球が成り立たない」「これは不可抗力」「なんでもかんでもコリジョンと言えばいいもんじゃない」という反応もある。

 ◆コリジョン・ルール ▽公認野球規則6・01(i)(2)には、捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールも持たずに走者の走路をブロックしたと審判が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(例えば送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされないと記されており、審判団は内山のプレーを不可抗力と判断したと思われる。

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