夏の甲子園 NHKの解説にPL学園伝説の名将が降臨 聖地通算58勝&春夏6度V 清原和博ら教え子は「みなこの甲子園で成長した」

 5回、今村拓未の打球が木更津総合・千葉雄斗の足に当たる(撮影・持木克友)
 中村順司氏
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 「全国高校野球選手権・1回戦、木更津総合-神村学園」(10日、甲子園球場)

 PL学園を率いて甲子園通算58勝、勝率・853、春夏合わせて6度の優勝という記録を残した中村順司氏が、NHKの高校野球中継で解説を務めた。

 グラブの使い方など的確な視点で選手の守備を分析し、KKを擁した時代に蔦監督率いる池田高校と対戦したエピソードなど、往年の高校野球ファンがうなるエピソードを披露した中村氏。清原和博、立浪和義ら多くのプロ野球選手も輩出し「みなこの甲子園で成長した。ケガがなかったから長いことやれた」と語った。

 通常、NHKの高校野球中継では社会人野球出身のOBが解説を務めるケースがほとんど。高校野球監督を務めた名将がマイクの前に座るのは異例だ。

 そのためネットでは「解説の中村順司さんの話に過去の名選手の名前が次々と出てきて面白い さすが元PL監督」「お元気そうでなにより」「中村順司さんすっかり好好爺になっておられる」「中村順司さんが解説?!高校野球の元監督さんも来るのね NHKで初めて見た気がする」と反響の声が多く集まった。

 甲子園を訪れたのは5年ぶりだという中村さんは中継の最後に「熱く放送させていただきました」と笑顔。高校生のプレーを「いいですねえ」と満足そうに振り返った。開会式の選手宣誓で智弁和歌山の辻主将が甲子園100周年に触れたことについて問われると「高校球児が聖地甲子園を目指して頑張った3年間をその後の人生に生かしてほしい。グラウンドの中に人生の教材がたくさんありますから。経験してがんばってほしい」とエールを送った。

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