日本ハム・新庄監督、清宮の一発「見てなかった」4番起用も「あみだくじで決めた」愛あるイジリに清宮「気を引き締めてやりたい」
「日本ハム5-1西武」(10日、エスコンフィールド)
日本ハムが4連勝で9連戦初戦を飾り、貯金を6月4日以来で今季最多タイとなる「9」に戻した。
1点を追う七回、万波のチーム2本目となる安打と四球、敵失で1死満塁とし、マルティネスの四球、代打野村の死球による連続押し出しで逆転。八回には郡司、清宮の連続本塁打で試合を決めた。2番手の山本拓が4勝目を挙げた。
新庄監督は「際どいところをグワチョ(マルティネス)が見逃した。あれが大きかった。ホームランと一緒ぐらいの価値のフォアボールでしたね。あと、野村君のガッツポーズ…かわいかった。ああいうのをきっかけにチームも盛り上がるし、郡司君のホームランにつながったんじゃないですか」とこの日の試合を振り返ったが、清宮の本塁打には触れなかった。
改めて清宮の一発について質問が飛ぶと「あー、打ったね。お腹空いて、カロリーメイトの袋を開けてたら、打ってました。見てなかった(笑)。いいバッティングしました?」と逆取材。「後でチェックしときます」と笑った。
新庄監督は絶好調の清宮を褒めない方針を貫いている。その上での、愛のある“イジリ”は清宮も承知の上。「僕のホームラン?見てなかったってことですね」と苦笑い。「気を引き締めて。緩むと緩んじゃうんで、しっかり気を引き締めてやりたいですね」と話した。
この日は4番で起用。期待に応える一発…のはずなのだが。新庄監督は「4番に関しては、あみだくじで決めました(笑)。当たりましたね」といたずらっぽく笑っていた。