「中日０－２巨人」（１０日、バンテリンドーム）

　前夜の敗戦ムードを神助っ人が一振りで払拭した。初回２死から巨人がエリエ・ヘルナンデス外野手（２９）の今季８号ソロで先制。本塁打を打てば７勝１分け、未だ無敗の神話弾が勝利を呼んだ。三回にも右中間を破る適時二塁打で２打点の活躍。「全ての得点に絡めたのはうれしい」と笑った。

　高まる人気を裏付けるように、オリジナルグッズの発売が決まった。「神助っ人！エリー」と称し、似顔絵イラストが描かれたシャツ、タオルなど５種類。完成品に「いいデザインだね」と喜び、「すごくうれしい。ファンのために頑張るよ」とさらなる活躍を誓う。

　土曜日は打率・４００、３本塁打、８打点。阿部監督も「今日はなんとしても先制点が欲しかった。大きな１点だった」と称賛し、「すごい対応力。彼の野球に対する姿勢が素晴らしい。また打ってくれる」と全幅の信頼を寄せた。歴史的混戦続くセ・リーグ。神助っ人が逆転Ｖの使者になる。