ロッテの新助っ投・カイケル「一丸となって戦っていきたい」 メジャー103勝のサイ・ヤング賞左腕 入団会見で意気込み

 ロッテの新外国人ダラス・カイケル投手が11日、ZOZOマリンスタジアム内で入団会見に臨み「日本に来られて本当に名誉なことですし、これからロッテでどういういシーズンが待っているのか、ワクワクしています。チームの戦力となれるよう一丸となって戦っていきたいと思います」と力を込めた。同席した吉井理人監督は「みんなが知っている通り、アメリカのスーパースター。もちろん結果は出してほしい。それプラス若いピッチャーに彼の経験、技術を教えてもらえれば」と期待した。

 カイケルは身長190・5センチ、体重93キロの技巧派左腕。2012年にアストロズでメジャーデビューし、今季はブルワーズでプレーした。メジャー通算103勝92敗、防御率4・04だった。アストロズ時代の2015年に20勝8敗でサイ・ヤング賞に輝いた。

 自身のプレーについては「勝つことが最大だと強い意志を持って、競争心が強い男。コントロール重視の、コーナーで緩急をつけてしっかりゴロを打たせる投球のピッチャー。そこを見てほしい」と話した。

 10日に来日したばかりで、この日も「まだ時差ぼけはありますが…」としたが、試合前練習に参加。「汗を流して、みんなと知り合いになれてとても充実した1日だった」と笑顔だった。

 10日からの9連戦中での登板が既に決まっており、「本当に皆さんの期待の目があると思う。強いチームがパ・リーグにはいるので、倒せるように準備をして良いピッチングをしたい」と意気込んだ。

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