広陵 中井監督が「広島弁で言うと、ぶちうれしい」インタビューで異例の方言第一声 白の広陵「負けると何言われるか」
「全国高校野球選手権・2回戦、広陵2-1熊本工」(12日、甲子園球場)
広陵が九回の大ピンチを切り抜け逆転勝利で初戦突破。中井監督は歴代7位タイとなる甲子園通算40勝をあげた。
「広島弁で言うと、ぶちうれしい」と表情を緩ませた指揮官。お立ち台のインタビューで方言を披露して感想を口にするのは珍しいケースだったが、それほど会心の1勝だったのかもしれない。
七回に浜本の2点タイムリーで試合をひっくり返すと、九回は無死一、二塁のピンチを招き、その後、1死二、三塁と一打サヨナラのピンチを招いた。それでもエース・高尾が連続三振に仕留め「任せるところまで任そうと思いました」と中井監督。「よくはないんですが、それなりの投球術、力の入れ具合はうまいものがあるかと思います」とたたえた。
「これから暑い中、1球、1球集中して」と次戦を見据えた中井監督。今年から伝統のユニホームを暑さ対策で変更。帽子やヘルメットも白に変更した中「白にして負けると何言われるかわからなかったので、白で勝ててよかったです」と安堵の笑みを浮かべていた。高尾は「違和感しかなかった」と苦笑いを浮かべつつ「腕の暑さは全然変わりました」と効果を口にした。
「監督がぶち冴えとったっすね」と自画自賛も忘れなかった指揮官。新たな時代へ、変革の1勝となった。