明徳義塾・馬淵監督、3年ぶりの校歌に「ちょっとウルっと…年取ったんですかね」 堅守にも「あのぐらい守れても普通」と“馬淵節”も健在

 試合を見守る明徳義塾・馬淵監督
 2回戦を突破し、駆け出す明徳義塾ナイン(撮影・北村雅宏)
 鳥取城北に勝ち、校歌を歌う明徳義塾ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、明徳義塾7-0鳥取城北」(12日、甲子園球場)

 明徳義塾(高知)が投打に鳥取城北を圧倒し、8強入りした21年以来、3年ぶりの夏の甲子園勝利を挙げた。これで夏38勝目となり、横浜を抜き、高知商と並ぶ、12位タイ。馬淵史郎監督は春夏通じて55勝目(歴代4位)となった。

 3年ぶりの夏の甲子園での勝利に、馬淵監督は「まあ…、3年も空いたら、なんか久しぶりとかなあという感じもしますけど、勝てて良かったです」と安どの笑みを見せた。勝利の校歌を聞き、「ちょっとウルっときましたけど…、年取ったんですかねえ」と感慨深げに話した。

 打線が序盤から小刻みに得点を重ね、投げては左腕・池崎が9回4安打の完封勝利。指揮官はエースについて「試合はつくってくれると思ってたんですけど。この暑さと、お客さんがいっぱい入っているんで。普段通り投げられるかどうかっていうのは、多少心配していたんですけども。立ち上がり、スッといったんで、これはいってくれるなと思いました」とたたえた。好投の池崎は、試合前に監督から「ビビんじゃねーよ」と叱咤されたことを明かした。

 投打に加えて、守備もノーエラーと堅守を見せたが、「明徳の場合はね。守れないものはレギュラーになれないということでね。そういう気持ちで日々試合に取り組んでますんで。あのぐらい守れても、普通やと僕は思って見てるんですけど」と“馬淵節”も健在だった。

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