巨人・阿部監督と阪神・岡田監督の読み合いバトルが白熱!「今日はお互い必死にやり合った試合」
「巨人1-0阪神」(12日、東京ドーム)
巨人が「スミ1」で完封勝ちを収めた白熱の一戦。終盤には、巨人・阿部監督と阪神・岡田監督の読みあいが激しくぶつかる場面が続出し、ファンを熱狂させた。
先に動いたのは阿部監督。七回1死から山崎伊が大山を遊飛に仕留めると、続く前川に対して高梨を投入。中5日で121球こそ投げてはいたが、五回1死まで阪神打線を無安打に封じるなど、2安打無失点の完璧投球だった。阿部監督は「7回を投げきってくれたらうれしいなと思ったんだけど、球数もだいぶいっちゃったんで」と即断。左腕はフルカウントから前川を空振り三振に仕留めて任務を遂行した。
阪神の八回攻撃前には、球審に代走・立岡を左翼に入れるシフトを告げた。直後、岡田監督が木浪に右の代打・渡辺を告げると、阿部監督は再びベンチを出て3番手・船迫を投入。右腕は渡辺を空振り三振、続く代打・糸原も遊ゴロ。岡田監督は代打3連発となる島田を送り込み、右中間二塁打。同点機を整えたが、阿部監督はここで4番手のバルドナードを送り込み、近本を空振り三振に仕留めてピンチを断った。
連投中だった大勢をベンチ入りメンバーから外した一戦。九回には元阪神のケラーを投入し、右腕が2三振を含む1回無失点で移籍後初セーブ。
阿部監督は「やっぱり相手も必死だと思いますし、今日はお互い必死にやり合った試合だったんじゃないかなと思います」と敵将との白熱のバトルを制し、充実感たっぷりの表情だった。