「全国高校野球選手権・２回戦、霞ケ浦５－４智弁和歌山」（１３日、甲子園球場）

　霞ケ浦が延長戦の末に智弁和歌山を下し、甲子園初勝利を挙げた。

　３－０の八回にまさかの２者連続被弾で追いつかれてしまった霞ケ浦。それでも延長十一回に２点を勝ち越すとその裏、反撃を１点に抑えて逃げ切った。

　高橋監督は「甲子園にこられた今までのことの数倍、甲子園で校歌を歌えたことが感動でした」と振り返った。「相手が智弁和歌山さんでまさかこんな試合ができるとは。本当に勝っちゃうんだーと特別な思いがありました」と白い歯をこぼした。

　最後を締めた好リリーフの真仲は「あの状況であれだけのピッチングができるとは思わなかった」とたたえ、「あの劣勢でベンチの空気も重くなったんですが、真中がその雰囲気を変えてくれた」と称賛を惜しまなかった。

　甲子園Ｖ校を初戦で撃破し「本当に恩返しができたかなと思います」と感慨に浸った。