快勝で連敗ストップの楽天・今江監督「早川に尽きると思う」

 ヒーローインタビューを終え、笑顔でガッツポーズをする早川(撮影・坂部計介)
 オリックス打線を2安打完封し、笑顔でナインとタッチをかわす早川(撮影・坂部計介)
 3回、先制の生還をした小深田(0)を迎える今江監督(中央)ら
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 「オリックス0-3楽天」(13日、京セラドーム大阪)

 楽天は先発の早川が9回2安打完封など、投打がかみ合い快勝。連敗を2で止めた。今江敏晃監督は「今日は早川に尽きると思います。素晴らしかったですね」と絶賛した。

 左腕が完璧な投球だった。序盤から直球、変化球ともに精度が高くテンポよくアウトを重ねる。走者を出しても3つの併殺を奪うなど二塁を踏ませず。結局打者27人でシャットアウトし、自身3年ぶり2度目の完封勝利となった。「苦しい時に一人で投げきってくれたというのは非常に大きい1勝」とたたえた。

 打線は1、2番が機能した。三回、1番・小深田がヒットで出塁すると盗塁でチャンスメーク。2番・村林が中前へ先制の適時打を放ち、足を絡め先手を取った。さらに七回には小深田の四球などで1死一、二塁とすると村林が右中間へ2点適時三塁打。膠着(こうちゃく)状態となっていた試合を動かした。指揮官は「1、2番が本当によく頑張ってくれて、やっぱりこの二人が打ってくれないと困る。なんとか残り試合急上昇してほしい」と期待を込めた。

 福岡では二桁失点を喫するなど嫌な流れだったが、早川の快投もあり、断ちきることに成功。Aクラス入りを目指し猛追する。

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