「巨人５－８阪神」（１３日、東京ドーム）

　中日、阪神、米大リーグで活躍した福留孝介氏がＣＳ放送「日テレＧ＋」で解説を務め、七回に高梨を続投させた阿部慎之助監督の采配について「阿部監督らしい」と分析した。

　七回、１死二、三塁となったところで中野を打席に迎えた。ここで福留氏は中野までと解説していたが、四球で満塁となり、右の渡辺を打席に迎えたが阿部監督は高梨を続投させた。４番森下、５番大山と続く打順だっただけに、投手交代も十分に考えられる状況だったが、試合後、阿部監督はこう説明した。

　「なんか代えてくれるんじゃねえかという感じで投げているようにしか見えなかったから」と高梨に怒りをにじませた指揮官。これに福留氏は「阿部監督らしい。納得しました。実績ある選手ですからね。若い選手も見ていますから」と語った。勝負の分岐点については「やっぱりフォアボールですね。七回に３点入った原口選手のフォアボール。これで流れができた。これが勝ちですね」と分析していた。