聖和学園・斎藤佑樹 甲子園スターと同姓同名“本家”とも対面 重圧にも負けず聖地に残した爪痕

 先発し、力投する聖和学園・斎藤佑樹
 3回打席に向かう前、タオルで汗を拭う聖和学園・斎藤佑樹
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 「全国高校野球選手権・2回戦、石橋5-0聖和学園」(13日、甲子園球場)

 “ユウちゃん”が甲子園に帰ってきた。早実で2006年夏に全国優勝した元日本ハム右腕と同姓同名の、聖和学園(宮城)・斎藤佑樹投手(3年)が先発して4回4安打4失点。名前の重圧に負けることなく堂々と腕を振った。

 「今日は自分のせいで負けてしまった。申し訳ない気持ちです」。かつてのハンカチ王子とは違い、右の変則投げで相手打者を幻惑した。三回まで無失点と好投したが、崩れたのは四回。2本の適時打を浴びるなど、一挙4失点で降板した。それでも七回まで二塁守備に就き、聖和学園の斎藤佑樹としてオリジナルのプレーで聖地に爪痕を残した。

 宮城大会決勝では、22年夏に甲子園優勝で昨夏準優勝の仙台育英戦で先発し、七回途中まで4失点の力投。甲子園のスターと同じ名前で一躍注目を浴びた夏だったが、夢舞台は自分の力でつかんだ。実際に“本家”とも対面を果たし「自分とは比べものにならない人。良い経験になった」と感動。「ずっと夢だったので楽しい時間でした」と聖地の記憶を胸に刻んだ。

 ◇斎藤 佑樹(さいとう・ゆうき)2007年3月7日生まれ。17歳。栃木県大田原市出身。178センチ、68キロ。右投げ右打ち。投手兼内野手。小学3年時から西原ビクトリーズで野球を始め、大田原中では那須野ヶ原ボーイズでプレー。聖和学園では1年秋からベンチ入り。最速138キロ。「佑」が人を助ける、「樹」が樹木のように大きい人になるように、が名前の由来。

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