ヤクルトが劇的サヨナラ勝ち 延長十一回に村上が決めた!前日死球の岩田が起死回生同点2ラン→サヨナラ起点に
「ヤクルト7-6中日」(14日、神宮球場)
ヤクルトが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。同点の延長十一回、2死満塁から村上が決めた。サヨナラ勝利は今季8度目で12球団最多となり、5位タイに浮上した。
1死満塁で打席に入った内山は空振り三振に倒れ、2死と追い込まれた。ここで打席には村上。球場のボルテージが最高潮へ達する中、左腕・斎藤と対した。カウント2-1からの4球目。、内寄りの直球を右前にはじき返した。
直後、ダイヤモンドを全力疾走し、水を持つチームメートから逃げまくった村上。だが最後はつかまって歓喜のシャワーを浴びた。笑みを爆発させ、スタンドの大歓声を浴びた。
「(内山が)死にそうな顔をしてベンチに戻ってきたので、僕がカバーしたいなと思って打席に向かいました」と村上。今月2本目のサヨナラ打に「もっともっと勝てるように頑張りたいと思います」と力を込める。
村上が「最低です」とベンチの雰囲気を表現した八回、まさかの4失点で逆転を許した。それでも「まさか打つと思わなかった」と岩田の2ランで試合を振り出しに戻した。前日の九回に左手首に死球を受け、乱闘騒ぎとなっていた中、左手首にテーピングを巻きながらゲームに出ていた。
十一回も二塁打でサヨナラの起点となっていた岩田。それだけの気迫を見せたからこそ、チームも負けるわけにはいかなかった。
お立ち台に上がった岩田は「最高です」を連発。同点2ラン後には全力疾走したことで「もう少しゆっくり走ったらよかったです」と苦笑いを浮かべた。隣ではつば九郎にひまわりのマイクでグリグリされるシーンもあった中、記念のボールを返してくれたファンに「返してくれてありがとうございました」と感謝の思いを明かしていた。