日本ハム 2球連続スクイズ成功 伏見&水野でしてやったり!2位再浮上

 2回、無死二、三塁でスクイズを決める伏見(撮影・中島達哉)
 2回、1死三塁でスクイズを決める水野(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム4-1ロッテ」(14日、エスコンフィールド)

 秘策が絶妙にハマった。日本ハムは二回、1点を勝ち越して、なお無死二、三塁。新庄剛志監督は伏見に初球スクイズのサイン。これが決まってなお1死三塁。続く水野にも初球スクイズ。2球連続スクイズが決まりリードを広げた。

 してやったりと派手めにガッツポーズ。「男なら借りは返さないといけないので。よく決めてくれましたね、選手は」と笑顔で振り返る。

 忘れられないシーンは昨年6月24日のロッテ戦(ZOZO)。同点の九回無死二、三塁から石井のスクイズが外され失敗。さらに1死三塁から再度スクイズ敢行も見破られた。5連勝で止まり、負けが込んで最下位に甘んじる分岐点となった一戦だった。

 伏見も水野も「緊張しました」と声をそろえた。共に低めの球に膝をつきながら決めた。伏見は「予想してなかったですね。さすが、監督」とうなずいた。

 これで6年ぶりのロッテ戦の勝ち越しを決めて2位に再浮上した。「勇気をもってサインを出して選手を信じて成功してもらう」。任務を遂行できる選手がいる。スクイズ2連続失敗の借りを2球連続成功で返した1戦。今度は上昇気流に乗る分岐点とする。

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