鶴岡東が延長十回にサヨナラ負け 好投の桜井が相手打者の治療中断明けの初球を打たれ散る 佐藤監督「突破口が開けなかった」と無得点の攻撃悔やむ

 早実に敗れ、肩を落とす鶴岡東ナイン(撮影・北村雅宏)
 先発し力投する鶴岡東・桜井椿稀(撮影・石井剣太郎)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、早実1-0鶴岡東」(15日、甲子園球場)

 鶴岡東が延長十回サヨナラ負け。0-0の2死満塁で打席に早実・中村心大(2年)を迎えたが、中村は直前の十回の投球後に足をつって治療を受けており、数分間の中断があった。

 再開後、マウンドの桜井椿希(3)が投じた初球、この試合121球目のスライダーを右越えに運ばれるタイムリーとされた。桜井は三回まで早実打線を無安打に抑える好投。七回1死二、三塁のピンチもしのぐなど好投を続けていた。

 鶴岡東の佐藤俊監督は「相手のピッチャーの投球が良すぎて突破口がなかなか開けなかった。守りはよくできたと思う」と無得点に封じられた攻撃を悔いた。桜井については「地方大会は体調不調などもあったが、きょうは体調もよくて、予想以上のピッチングをしてくれた」と話した。

 鶴岡東は2016年以来の16強進出はならなかった。

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